スマートフォンでChatGPTを活用する方が増えていますが、「データ使用量が気になる」という声をよく耳にします。特に、モバイル通信を利用している場合、どのくらいデータが消費されるのかを把握しておきたいのは当然のことです。
本記事では、スマホでChatGPTを利用する際のデータ使用量をChatGPTに尋ねた結果を詳しくまとめています。スマホでChatGPTを利用する時の不安を解消するポイントをお届けします。

チャットGPTをスマホでつかった時に月々のデータ使用量がどのくらいになるか教えて!



わかりました!ワタクシ、チャットGPTがおこたえいたします!
ChatGPT利用時のデータ使用量の基本情報
「ChatGPTってデータ量どれくらい使うの?」
「スマホのギガ足りなくならない?」
そんな疑問を持つ方に向けて、実際にChatGPTを使ったときにどれくらい通信量がかかるのかを、最新情報(2025年4月時点)に基づいてわかりやすく解説します。
ChatGPTは基本的にテキストベースのやりとりなので、動画や音楽のストリーミングに比べて通信量はかなり少なめです。
とはいえ、近年では画像生成などの機能も使えるようになり、気になるのがデータ通信量。ここでは、「テキストチャットのみ」「画像生成も利用する場合」の2パターンで月間の通信量を試算してみます。
利用可能なモデル(2025年4月現在)
プラン | 利用できるモデル |
---|---|
無料プラン | GPT-4o |
有料プラン(Plus) | GPT-4o |
※GPT-4oは、2024年5月にリリースされたモデルで、音声や画像などのマルチモーダル対応が強化されています。
画像生成機能について(DALL·E)
プラン | 画像生成の利用可否 |
無料プラン | 利用可能(1日3回まで) |
有料プラン(Plus) | 利用可能(制限なしに近い) |
※画像1枚あたりの通信量はおよそ300〜500KB程度です。
※無料プランでの画像生成は2025年3月に再開され、現在は安定して利用可能です。
テキストチャットの通信量はどれくらい?
ChatGPTの1メッセージ(送信+応答)で発生する通信量は、モデルの進化によりやや増加し、現在は約3〜6KB程度となっています。
■テキストのみの場合
1日あたり:
50往復 × 6KB = 約300KB
月間(30日)では:
300KB × 30日 = 約9MB
たとえば、1日あたり50メッセージを利用するとしても、1日のデータ使用量は約150KB〜300KB(0.15MB〜0.30MB)程度に収まります。これは、スマホの通信プランを使用している場合でも、ごくわずかな消費量と言えます。
※GPT-4o以降、返答がより長文・多情報になる傾向があり、通信量もわずかに増加しています。
画像生成も使った場合の通信量は?
2025年現在、ChatGPTの画像生成機能は無料プランでも利用可能です。ただし、画像の生成にはテキストと比べて多くの通信データが必要になります。
以下は、画像1枚あたりの通信データ量の目安です:
画像の種類 | 通信データ量の目安 |
---|---|
簡単なイラスト(512×512) | 約300KB〜700KB |
標準解像度画像(1024×1024) | 約1MB〜2.5MB |
応高解像度画像(2048×2048以上) | 約3MB〜6MB以上 |
無料プランでは1日あたり最大3枚まで画像を生成できますが、モバイル通信環境ではWi-Fiの利用をおすすめします。
※2025年4月現在、無料プランでも1日3枚まで画像生成が可能です(2025年3月に仕様変更があり、一時的に利用できなかった期間もあります)。



生成した画像は、内容を確認してから必要なものだけを保存すると、通信データの節約につながります。
画像生成を使った場合のデータ量の試算として毎日3回使った場合(無料プランの最大利用)も加味してみます。
■テキスト+画像生成の場合
1日あたり:
テキストチャット:約300KB
画像生成:3枚 × 約500KB = 約1.5MB
→ 合計:約1.8MB/日
月間(30日)では:
1.8MB × 30日 = 約54MB
通信制限の心配はほとんどなし!
スマホの通信量が月3GB〜20GBの方が多いと思いますが、ChatGPTを日常的に使っても、月に最大でも50〜60MB程度の使用で済みます。つまり、ほとんどギガを圧迫しないツールなんです。
スマホでChatGPTを安心して使うためのポイント
使用するギガ数は大きくないもののほかの利用状況との兼ね合いがあるのもたしかです。
データ使用量を心配せず、ChatGPTを快適に利用するためのポイントを以下にまとめました。
1. Wi-Fi環境を活用する
自宅やカフェなどのWi-Fi環境を利用すれば、データ使用量を気にせずChatGPTを楽しむことができます。特に、長時間利用する場合や大量のメッセージをやり取りする場合には、Wi-Fi環境を積極的に活用しましょう。
2. 無料プランの制限を活用する
無料プランでは、1日に利用できるメッセージ数に上限があります(約50〜100メッセージ)。この制限により、データ使用量も自然と抑えられるため、ライトユーザーには安心です。
3. 省データモードを設定する
スマホの通信設定で「省データモード」を有効にすることで、アプリ全般のデータ消費量を減らせます。また、バックグラウンドでのデータ通信を制限することで、より効率的にデータを管理できます。
データ使用量をさらに抑えるワンポイントアドバイス
スマホでChatGPTを利用する際、以下の方法を試すことでデータ使用量をさらに抑えられます:
メッセージ内容を簡潔にする
長文や複雑な質問を送信すると、それに応じた応答も長くなるため、トークン(データ量)が増加します。短く簡潔なメッセージでのやり取りを心がけましょう。
履歴をオフにする
設定から「チャット履歴とトレーニング」をオフにすると、過去のやり取りが保存されず、データ消費量が抑えられることがあります。
ギガ消費を気にせず使えるAIツール!データ使用量は気にせず、まずは体験を!
- テキストチャットだけなら月9MB前後
- 画像生成を含めても月50MB〜60MB程度
- 動画やSNSよりはるかに軽い!
スマホでChatGPTを利用する際のデータ使用量は、テキストベースであれば非常に少なく、画像生成も無料プランの範囲であればモバイル通信でもギガ数にほとんど心配ありません。特に、無料プランでは使用上の制限があるため、初心者の方でも安心して始められます。
Wi-Fi環境の活用や簡潔なメッセージのやり取りを心がけることで、さらに効率的にChatGPTを楽しむことができます。まずは無料プランでChatGPTを体験し、使い勝手を確認してみましょう。
この記事が、データ使用量を気にせずChatGPTを安心して利用するための一助となれば幸いです。ぜひ、日常生活や仕事にChatGPTを取り入れてみてください!
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